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ダウン症乳児のこころとからだの発達

@発達のきざしを見つけ応答しましょう A親からのかかわりは心の栄養です B人見知りは対人関係の発達のしるしです
C離乳食の開始は先延ばしにしないで少しずつでも進めましょう D赤ちゃん体操で筋力を高め、関節の変形を防ぎます Eしつけの目標を立てて家族みんなで育てましょう。

@発達のきざしを見つけ応答しましょう
ダウン症の赤ちゃんはおとなしくよく眠ります。
それで、つい人との触れあいが少ない傾向になりがちです。
親もまた、気持ちが沈むとつい育児に手をかける時間が少なくなってしまいます。
大抵の赤ちゃんは、ちょっと時間が長くかかるだけで健常児と同じ発達のステップを踏む力を備えています。
注意深い観察で弱くても発達のきざしとなるサインを見つけ、それを引き出す筋道の通った手助けが必要です。
A親からのかかわりは心の栄養です
親は誰でも抱いたり、名前を呼んで微笑みかけたり無意識のうちに赤ちゃんをあやします。
ここでもう一歩、赤ちゃんの立場に立ち、おむつかえの時に「気持ちいいな」、ミルクやごはんのあと「おいしかった」、倒れて泣くと「おお、痛い、痛い」など心の思いをはっきり分かるように言葉と感情で返してあげると体験を体で覚え、また知らず知らずのうち言葉の発達につながるでしょう。
B人見知りは対人関係の発達のしるしです
楽しく繰り返す親子のやりとりで情緒的に強く引き合う”愛着”が育ちます。
見知らぬ人があやすと泣きべそをかくのは慣れ親しんでいる人と見知らぬ人を見分ける能力と見慣れない人への恐れの感情が育っている証拠です。
このとき親が添にいると次第に落ちつきを取り戻し、見知らぬ人と新しい関係が生まれ、赤ちゃんの世界がひろがります。
C離乳食の開始は先延ばしにしないで少しずつでも進めましょう
離乳は栄養の問邁だけでなく、味やかたちになじむ、舌やロの動き、飲み込み運動、さらに消化力などいろいろな新しい経験を含んでいます。
離乳完了の時期は多少遅れる場合があっても、開始は特別の事情がない限り思い切って進めましょう。
D赤ちゃん体操で筋力を高め、関節の変形を防ぎます
骨格筋はおおまかにいって2種類の筋細胞が混じっています。
生後すぐは、その一つ、ゆっくりとした運動を支配する持続神経支配の筋が多くを占めますが、よく体を動かすと動きの早い神経に移行して次第に機敏に動く筋肉が増加します。
ところがダウン症の赤ちゃんは筋力が弱く、寝かせておくと腕や抑の関節を伸ばしたまま、じっとしているので敏捷な筋肉がなかなか増えてこないのです。
そこで生後出来るだけ早い時期に他動的な運動、とくに関節を曲げて屈筋をよく動かすと動きが活発になると共に、よい姿勢を身につけることができます。
一人歩行ができるまでは、全身の動き、とくに這い這い姿勢や関節の動きに注目してください。
出来れば専門家のアドバイスを受けるようにしましょう。
Eしつけの目標を立てて家族みんなで育てましょう。
1.清潔の習慣をつける
2.豊かな感情を育て情緒の安定をはかる
3.わがままを抑える力を養う
4.探索活動を大切にして好奇心を伸ばす
5.まわりの人々や動物に対する思いやりのこころを育てる
6.手を掛け過ぎないようにして身辺自立を育てる
7.意思表示ができるように、ことばだけにとらわれず、顔の表情、発声、身振りなどを敏感に感じ取って通じ合う
*第4回ダウン症フォーラム'99 in大阪 実行委員会発行 ダウン症健康フォローアップ手帳より

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